約 198,069 件
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/3789.html
NYA/108 R 弟みたいな存在 ハス太/ハスター 男性 パートナー 自室のハス太/ハスター 男性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 5000 【真尋くんのことはボクが守るからね】《混沌》《風》 【永】〔ベンチ〕あなたのリングの【スパーク】の技を持つカードを+0/+500。 作品 『這いよれ!ニャル子さんW』 備考 2013年6月26日 今日のカードで公開 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/935.html
《GM》 あれから。美羽が蔵に入ってから、どれだけの時間が経っただろう。時計はなく、日の光は入らない。分厚い壁からは外の音は入ってこず、中からも漏れることもない。 《GM》 完全に密室となった蔵の中で、美羽は長い時間、陵辱されていた。 《GM》 拘束されて前から、後ろから、立ったまま、寝たまま、あらゆる姿勢で犯され、穢され、その度に何度も嬌声を上げ続けていた。 《GM》 ようやく休憩といったところか、ベッドの上で横になることを許された。▽ 《美羽》 【美羽】「はぁ、あ、あ……ああ……っ」緩みきった、淫蕩な笑み。犯される悦びを心の髄まで叩き込まれた彼女の心は、歓喜に満ちていた。全身に走るけだるさ、蜜壺より零れる雄の白濁……▽ 《GM》 【八雲燈馬】「ふふ、ずいぶんとご満悦なようだね。君が求めていたモノが手に入ったからかな?」美羽の心まで陵辱した本人が、ベッドの上に座りながら美羽を見下ろして。▽ 《美羽》 【美羽】「……貴方が、それを言うなんて……ずるい」自分を快楽の淵に落とし、屈服させた男がそれを言うのか。快楽に浸かりきった笑みが消えぬまま、応える。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「ずるいねぇ。何がだい?」手を伸ばし、美羽の乳房を優しく撫でる。そのままゆっくりと指先を頂まで持って行き、つんっと乳首を指の腹で押す。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、んひっ……!」身体は正直だ。彼の指先が自分の身体を弄ぶだけで、ひくんと揺れる。「だって……こんなになったの、貴方のせい……」▽ 《GM》 【八雲燈馬】「それじゃあ、君のおかずだった官能小説で、ヒロインはどんな目に遭っていたのかな?」指先で乳房を優しく嬲る。刺激も優しく物足りなさも感じられるだろうが、心地よいだろう。▽ 《美羽》 【美羽】「……ぁ、ん……っ。ひどいことされて、悦ぶように……変えられちゃって……」強すぎる刺激に流されきった身体には、優しく刺激される方が心地よい。彼に言葉を突きつけられるたび、自分が『堕ちた』ことを強く認識させられる。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「ひどいことって、例えば…拉致監禁されて、全裸に剥かれて、陵辱されたこととかかな?」乳房だけでなく、お腹や脇もさわさわと撫でさすっていく。▽ 《美羽》 【美羽】「ん……ぁ……さらっと、言うのね……」まあ、倫理観など求めていないし、自身のそれも最早砕け散ってしまったのだが。まるで自分を認識するかのように、言葉をつないでいく。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「君の口から言わせたいんだけどね。それで、そのあとヒロインはどうなるのかな?」やわやわと太ももまで手を伸ばし、スリスリと撫で触っていく。▽ 《美羽》 【美羽】「…………」やはり、この男は望んでいる。自ら、彼の元に堕ちたことを口走ることを。「それから……何度も、凌辱されて……でも、それを気持ちいいって、覚えこまされて……その男に従う、雌に……なり、ました」▽ 《GM》 【八雲燈馬】「それじゃあ、そんな目に遭うヒロインの本を読んで興奮していた君は、今はどうなったかな?」太ももの内股に手を伸ばすと、スリスリッと撫でていく。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、う……貴方の、雌になって……興奮、しています……」植えつけられてしまった、異常な昂り。もう抑えられない。この男から離れられない……▽ 《GM》 【八雲燈馬】「ふふ、それじゃ、俯せになって背中に手を回して貰おうかな。僕の雌の躾方、分かっているだろう?」手に取ったのはアームバインダ。両手を伸ばした状態で拘束する革製の拘束具で、背中に回すと両手はかなり拘束されてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「…………はい」また、凌辱が始まる。自身の『雌』が疼く。俯せになり、背中に手を回し……また、始まる。そう考えると、女の芯から雌の蜜が滴り落ちるのが止まらない……▽ 《GM》 【八雲燈馬】「よし、良い子だ」美羽の両腕にアームバインダを付ける。両腕はガッチリと拘束されてしまい、びくとも動かない状態になってしまう。「美羽、仰向けになるんだ」▽ 《美羽》 【美羽】「ああ……っ」動けない状況。この先、自分が何をされるのか、嫌というほど頭に浮かぶ。気付けば、興奮を抑えきれず、はあはあと激しく息をする口から、唾液がこぼれ始めていることにも気付かない。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「美羽、どうかな? 両手は動くかな?」美羽が目に見えて興奮する様を見ながらも、冷静な声であえて確認させる。▽ 《美羽》 【美羽】「……動き、ません」興奮しているのは分かっているのに、返す言葉は、何故か冷静になれた。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「それじゃあ、胸や秘部は当然隠せないし、僕が何をしても抵抗はできないね?」改めて事実を確認させるかのように、言葉を紡ぐ。▽ 《美羽》 【美羽】「……はい。何も、できません」身体中、昂っている。心も、もう欲しくてたまらない。あとは、彼に従うだけだ。▽ 《GM》 【八雲燈馬】「ふふ、それじゃあ、僕がこれから美羽を陵辱するけど、いいよね? 嫌だと言ってもいいよ。結果は変わらないからね。むしろ、処女を嬲るみたいで興奮するかもね」そう言いながら燈馬は美羽に覆い被さっていく… 《GM》 ▽ 《美羽》 【美羽】「…………」もはや自制をする必要はない。そうだ、これが自分のあるべき姿なんだ……その言葉に、隠しきれない興奮を溢れさせながら……「……嫌」▽ 《GM》 【八雲燈馬】「凄く興奮してきたよ」燈馬は笑みを浮かべると乱暴に胸を鷲づかみにして、指先で乳房を卑猥な形状に変えていく。そしてそそり立つ肉棒が美羽の秘所に近付き――そして、いつものように、陵辱は繰り返される。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、あっ、は、ぁ―――!!」これを待っていた。拒否の言葉も形だけ。本当は興奮しきっている。彼の指先が柔肉を這うだけで、甘い痺れが背中を通る。あてがわれるその熱い剛直を迎えるように、入口がひくひくと震える。さあ、犯して。何もかも消え去るくらい強く、私を壊して―――▽ 《GM》 《GM》 と言ったところで、お疲れ様です~ 《美羽》 おつかれさまでしたー 《GM》 これで美羽は魔族の嫁EDですね~ 《美羽》 ・・) 嫁! 《美羽》 なんだかんだで長かったなー( 《GM》 ですねー。如何でしたか 《美羽》 ・・) じっくり時間をかけて壊されていった感じがして満足 《GM》 それは何よりw
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/184.html
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/161.html
「………………………」 「………………………」 「………………………」 残った三人は誰も言葉を発しない。 しかし、セリスは微笑したまま沈黙を保ち、キーシャはノホホンと惚けているが、メルだけはそっぽを向いたまま、目だけでセリスの方をチラチラと見ている。 その様子は見方によっては犬が主のご機嫌を伺う素振りと酷似していた。 するとセリスが行動を起こした。 姿勢を正し真っ直ぐメルの方を向き、胸に手を当てて口を開く。 「さて、そろそろ機嫌を直してくれないでしょうか姫様、我が主が約束の時間に遅参したのは事実ですが、それは仕方ない理由があってのことです。また、もしも先程の僕の態度に付いてお怒りならば謝罪します」 完全に他人行儀な口調でセリスは優雅に頭を下げた。 しかしながら姫様は、その反応は大いに不服らしい。 「そ、そんな事言ったって絶対許さないんだからっ!!」 「そうですか―――」 叱り付けるようなその声に、セリスは特に慌てた様子もなくあっさり弁明を止めた。 「では仕方ありませんね。別の方法を使いましょう――――」 そう言うとセリスは無造作にメルに歩み寄る。 「な、何よ――」 まるで天敵を目にした小動物のようにメルが後退るが、いつの間にか背後に来ていたキーシャに羽交い締めにされ、動きを封じられる。 「は、放しなさ―――ひゃうっ!?」 「あら駄目ですよ。メル様、そんなに声を上げたらミリア様に聞こえてしまいますよ」 窘めるように忠告するメイドの手の平は、いつの間にか主のワンピースの中に潜り込んでいた。 鎖骨の辺りを指が這い回り、その指が乳房に掛かる。 「や、やめなさい」 震える制止の声上がる物の、それは手の動きを何ら阻害することはなかった。 「止めなさい? 今そう言ったのメル?」 冷ややかなその幼い声に、メルは体を震わせる。 まるで飼い主に粗相を咎められた犬のように、その瞳には恐れと自責の念が浮かんだ。 「ち、違う―――そうじゃあうっ!!」 慌てて弁明の言葉を口にしようとしたメルだが、その豊満な胸を握り潰され苦痛に顔を歪ませる事しかできない。 「何が違うんですかメル様? あなたは只の玩具なんですよ。それが持ち主に口答えするなんて―――とんでもありませんわ」 身の程知らずな駄犬を見るような目付きで、キーシャはメルの首筋に口付ける。 それは決して優しい物ではなく、まるで仕置きするかのように歯を立てる激しい物だ。 「あぁつっ!?」 痛みに顔をさらに歪めるメルに近づくと、セリスは無造作にその腰に手を掛けた。 「動かないで、じっとしててね」 身をよじろうとしたメルをその一言で硬直させ、ワンピースの上から腰や臀部を撫で回す。 そして何かに気付いたかのようにその動きを止めた。 「………………メル、スカートをめくって」 「…………………」 唐突なセリスの命令に、メルが返したのはあまりの無礼に対する叱責でも怒声でもなかった。 只、悪戯がばれて大人に怒鳴られる寸前の子供のように体を震わせ顔を俯かせている。 「………………………メル、僕はスカートをめくれと言ったよ」 二度目の言葉にメルの体が大きく震える。 躊躇するように、二度、三度と腕を動かしてしかしやはり出来ないのか、最終的にはスカートの端を持ったまま固まってしまう。 「――――お願い。やるなら、部屋で―――」 傲慢な光をたたえていた瞳に涙をため込み、今にも泣き出しそうな顔で懇願するその様子には、先程までの高飛車な態度は影も形もない。 しかし、そんな事があろうともセリスの態度は変わらない。 「メル、僕の言うことが聞けないの?」 珍しく苛立ったような声に、メルの手がさらに握り込まれた。 何かに観念したかのように、ゆっくりとスカートの裾を持ち上げていく。 メルの足下は活動的なブーツに包まれ、そこから伸びる純白のストッキングがセリス達の目にさらされる。 しかし、スカートが全て捲り上がったとき、太股の間にあるはずの最も重要な布は存在していなかった。 本来秘められるべきその場所は、無防備にも外気にさらされているのだ。 しかも、そこから流れ落ちる粘着質な雫が太股を伝い、ストッキングに大きなシミを作っていた。 「ねぇ、何で下着を付けてないの?」 生意気な子供が大人を困らせるためにする質問のように、無邪気で悪意に満ちた口調でセリスは首をかしげた。 「ああ、それはですね。さっきびしょびしょに濡らしちゃったんですよ」 頬を羞恥心で真っ赤に染め顔を背けるメルの代わりに答えたのは、彼女を背後から抱きしめているキーシャだった。 「メル様ったら、セリス様が来るというのにさっきまで自分で弄ってたんですよ。セリス様の机で椅子の匂いを嗅ぎながら―――」 キーシャの微笑みは先ほどまでの主に仕える召使いの物ではなく、頭の悪いペットに飼い主が向けるそれと同様の物だ。 「本当にしょうがありませんね。待ちきれなくて、椅子を涎でベショベショにしちゃうなんて、毎日あれだけイヤらしい事をしているのに―――」 「ふ~ん、でもさ何でまだこんなに濡れているのかな。それどころかまだ出てきてるように見えるんだけど、ねぇ、メル?」 「…………………」 「……………メル、ちゃんと説明して」 説明を求めるセリスに、しかし、メルは顔を背けて黙り込む。 すると、キーシャの手がワンピースの肩紐をずらし、そのままズリ下げる。 本来守られるべき下着に包まれておらず三次元世界に豊かに進出しているその胸部は、しかしその先端が異常だった。 桃色の突出した突起には、そこを貫通して小さな金属環が通されているのだ。 「ひぎぃっ!?」 キーシャの指先が、金属環を捻りあげれば、当然それが貫通している突起も捻られることになる。 「メル様、ちゃんと話を聞いています?」 声音だけは優しげな物を使いながらも、その指は金属環を捻って引っ張っている。 悲鳴を上げるメルを無視しながら、キーシャの腕は止まらない。 「今、あなたのご主人様が、あなたに命令しているんですよ。ちゃんと答えないといけないじゃありませんか」 丹念に言い聞かせるように、しかし指の動きは一切の容赦が無く金属環を弄る。 そしてセリスの眼前に晒された場所からは、ことさらに多量の液体が溢れ出てきていた。 「…リ…に……れ………らひぎぃっ!!」 「ハッキリ仰ってください」 真っ赤な顔のままボソボソと呟くメルの金属環をキーシャは容赦なく引っ張る。 「……ス……ら…て…か…――――ひぅっ!!」 「………………………」 未だに言葉を掠れさせるメルに、無言で金属環が捻られる。 サディストの色をたたえた瞳のまま、キーシャは再び言葉を促す。 「セ………見………る……――――」 しかし、とても聞き取れるような声を出さないメルにキーシャは嘆息する。 「…………………メル様、何を恥ずかしがっているんですか、此処には私達しか居ないんですよ。いつもあれだけの事をしているのに、今更恥ずかしがっても仕方がないでしょう」 先程までとは違い、優しく言い聞かせるようにメルの耳元で囁かれる。 「このままじゃあ、いつまでたってもお預けですよ。ほら、早く言わないと―――」 キーシャの言葉にメルの唇が震える。 彼女が顔を上げると、律儀にもその遣り取りを黙って待っていたセリスと目が合う。 その目は、さっさとしろと言っていた。 「……………セ、セリスに、み、見られてるから―――」 メルは覚悟をしたように小さな声で、しかしハッキリとそう呟いた。 その言葉を聞いたセリスは満足げに微笑むとその小さな手をメルの太股に触れさせる。 「…………本当にイヤらしいね。こんな場所で、触られたわけでもないのに、見られただけでここを こんなに濡らしちゃうなんて―――淫乱な兎じゃあるまいし」 そう言いつつ、セリスの指先はメルの太股を軽く撫でる。 それだけで彼女の体はピクピクと震えた。 それと同時に秘所から液体が溢れ出す。 「全く、少しは我慢したら? どんどん溢れてくるよ」 「ふぁうっ」 嘲りの声と共に、セリスは喘ぐメルの秘所に顔を近づけた。 その視線を感じているのか、そこからは止めどなく水分が溢れ出してくる。 「ふっ」 「ひっう!!」 セリスがそっと息を吹きかけた瞬間、崩れそうになったメルの体をキーシャが支える。 「あら、ちょっとイっちゃったみたいですね。さっきから、ずっと我慢していましたから―――」 「う………あぅっ」 メルの顔は熱に浮かされた病人のように火照っていたが、その表情は苦痛と言うよりも、とても心地よさそうな物だった。 しかし、次の瞬間にはその目が大きく見開かれる。 「うぁひぎぃっ!!?」 「あれ、少し刺激が強すぎたかな」 セリスの指先にはキーシャの触っている金属環よりも、一回り小さな物があった。 そしてそれが繋がっているのは、太股の間にある小さな突起だ。 「でも、それはないかな」 セリスの指先が金属環を引っかけながら、愛液が溢れ出る膣内に沈んでいく。 「いぁっ――いぃっ」 「メルは乱暴にされるのが大好きだから、このぐらいの刺激じゃ逆に物足りないよね」 気遣いという言葉を全く感じさせないように、セリスの指は膣内を抉る。 「そ、そんなことはな――」 否定の言葉は途中で遮られた。 キーシャがメルの唇を自分の唇で塞いだからだ。 もっとも、言葉が喋れたところでその惚けたような表情からでは何の説得力もないだろうが―― 閉じられていた口をこじ開け、強引に舌をねじ込む。 口の中を蹂躙するキーシャの舌に、初めは抵抗していたメルもやがては自らその舌を絡めるだす。 「おや、もうすぐイキそうだね。最初の一回は大目に見てあげるから、派手に果てなよ」 手に伝わる感触からメルの状態を把握したセリスは、そのまま一気に指を押し込み金属環を捻りあげる。 「………………っ!!」 口を塞がれているため、満足に声を上げることも出来ずメルの四肢が突っ張った。 仰け反り倒れそうになる体をキーシャが支え、押さえつける。 やがて硬直していた四肢から力が抜けると同時に、メルの秘所からはそれまで流れていた物とは別の液体が勢いよく噴き出す。 「あーあ、またお漏らしして―――本当に我慢できない子だね。君は―――」 「ふぁああっ――――」 セリスの嘲りも、恍惚の表情のメルは聞いていない。 半開きの唇からは唾液が零れ、その銀色の瞳は焦点を失い、形の良い眉は悩ましげに潜められている。 弛緩した体はキーシャが手を放すと、そのまま自分の出した液体で汚れた床にへたり込んでしまう。 その眼前にセリスが濡れた指を突きつけた。 「君の物で汚れたんだ。綺麗にしてね」 「………………んあ」 ほぼ反射的にメルは首を伸ばし、舌を突き出す。 そのまま、突きつけられた指を口に含み、自分の唾液でセリスの指を洗う。 まるで飴でもしゃぶるかのように、舌を絡め舌で舐め回す姿を見たセリスは唇を歪める。 「僕は別に口で綺麗にしろなんて、一言も言ってないんだけど―――」 「…………あ――」 その言葉にメルの動きが止まり、目が見開かれた。 夢うつつだった心がその一言でハッキリ目覚める。 同時に恐ろしいほどの羞恥が彼女の顔を赤く染めた。 「口では何とでも言うくせに、君ったら本当はイヤらしいことが大好きだね」 セリスは、そのまま手をメルの太股の間に手を入れようとしたが、その手は掴んで止められた。 「………………つ、続きは部屋で―――」 「ああ、じゃあそうしよう」 羞恥に身をくねらせ、慈悲を請うようなメルの言葉をセリスは意外にもあっさり了承した。 「でもね、僕達の方はまだ物足りないから、続きをやらせて貰うよ」 驚いているメルから視線を外したセリスはキーシャの方を見る。 視線を受けた方は心得たとばかりに頷き、セリスの前で屈み込む。 そして何の躊躇いもなく、唇を重ねた。 二人のキスは先程メルが受けた物と違い、互いの口に舌を差し込み貪るような口付けだ。 辺りにはしばらくその水音だけが響く。 キーシャは自らの手でメイド服の胸元を開くと、積極的にセリスの手を服の中に迎え入れた。 そこから覗く肌の上にあるのは、幼い容貌に似付かわしくない黒い下着だ。 「ふふ、セリスさん。私もさっきから我慢していたんですよ」 服の下で蠢く手にキーシャは心地よさそうに目を細める。 はだけられた胸元から、さらに下着をずらして乳房を露出させた。 「ほら、ここもこんなに――――ひゃうんっ!?」 自らの胸を突き出し、その桜色の尖った先端を誇示するとセリスがいきなりそこを口に含む。 「も、もう、いきなりなんですから――――」 非難するような眼差しではあるが、その声は楽しそうだ。 「別に前戯は必要ないでしょう?」 「ふふ、そうですね」 キーシャはセリスを正面から抱きかかえると、備え付けられていたソファーに横たえた。 そのままエプロンドレスのスカートを捲り上げ、躊躇無く下の下着を脱ぎ捨てる。 そしてセリスのベルトを緩めると、そこからは子供の身体には似付かわしくない物が顔を出す。 キーシャがチラリとメルの方を覗き見ると、本人は隠しているつもりだろうが露出したその部分をまじまじと見つめていた。 「行きますよ」 もはやキーシャの方は充分に潤んでおり、愛撫の必要もなくセリスの物を迎え入れる。 「ふぁあ――」 熱く濡れた吐息と共に突き抜ける衝撃にキーシャは体を震わせる。 何度となく経験したことだが、しかし、全く飽きることはない感覚が快楽という物だ。 しかし、快楽に惚けたのも数秒――― すぐさま腰を動かし始める。 「セ、セリスさんたら、小さいくせに、こ、此処はこんなに大きいなんてずるいですよ」 「おや、そっちの方が嬉しいでしょう。君の中は喜んでいるみたいだけど」 どこか悔しそうに言うキーシャに、セリスはしれっと答える。 「………じゃあ、こうします」 セリスにのし掛かり体を密着させてそのまま抱きしめる。 「…………何のつもり?」 「あら、セリスさんはこうやって抱きしめられるのが大好きなんでしょう」 少年の背中に指を這わせながら、キーシャは悪戯っぽく微笑む。 そして、彼女の言葉が正しいことを証明するかのようにセリスの頬は僅かな赤みが差している。 「誰が――ん」 「意地っ張りですね。本当に―――」 哀れむような表情のキーシャは、漆黒の髪に隠れた耳朶を探し出して舌で舐め回す。 もしも、ここにセリスのご主人様や弟子がいたら驚愕したことだろう。 あの魔王がどこかくすぐったそうに身を縮こまらせる姿など、性技に対して常に受け身の彼女達には想像力の範囲外の出来事だ。 「うふふ、責めるのは得意なくせに責められるのは苦手なんです――ひゃふっ!!」 しかし、セリスはやられたまま黙っているような存在ではない。 胸に埋まった唇で皮膚と肉をついばみ、腰を揺らす。 「そ、そっちがその気なら、こっちだって容赦しませんよ」 「…………それはこっちの台詞だよ」 憤慨するキーシャに対し、セリスの方は非常に不機嫌そうに受ける。 彼にとって他者に体を触られるのは腹立たしい事この上ない。 自分から触れるのは平気だが、相手から触れられるというのは例えそれが心地よい物でも腹が立つと言う身勝手なこだわりを持っている。 しかし、キーシャはそんなことに頓着せずにセリスの体に触れていく。 うなじに唇を押し付け、額を唾液で濡らして、自らに突き刺さっている物を手で優しく握り込む。 対するセリスは乳房に顔を埋め、その敏感な突起に軽く吸い付き、そのまま空いた両手でそれぞれ、残った乳房の突起と太股の間の突起に爪を立てる。 「…………あ」 「…………ん」 互い互いに相手の感じるところを愛撫し合うのは、しかし相手に感じて欲しいという意図があるわけではない。 主導権を握り、相手をよがり狂わせるため、屈服させるために相手の敏感な部分を責めているのだ。 セリスが乳房に顔を埋めれば、キーシャは手に唾液を塗して服の中に滑り込ませる。 セリスが背中に指を滑らせれば、キーシャは耳元に息を吹きかける。 セリスが太股の間に手を差し入れれば、キーシャは自らに埋まっている物の裏筋に爪で引っ掻く。 自らの快感を得ると言うより、相手を負かすための性技は激烈で加減もない。 両者とも少しでも多く相手に快楽を与えようと激しく愛撫を続ける。 「…………ふぁあ」 「…………………」 しかし、途中まで互角であった勝負も幾ばくかの時間がたつと決着が見えてきた。 顔を真っ赤にして表情筋が緩み、それまで滑らか動いていた腰が震えだしたキーシャに対し、セリスの方はその白い肌がほんのりと染まっているだけだ。 「もうそろそろ限界だね」 「ま、まだまだですよ」 余裕で微笑むセリスにしかし、キーシャは諦めの表情を見せない。 少しでも相手に快楽を喰らわそうと腰の速度を一気に上げる。 「諦めが悪いね」 「ふやぁっ!?」 苦笑と共にセリスがキーシャの腰を掴み強引にその動きを止める。 そして一気に自分の腰を突き上げ、彼女の腰を叩き落とす。 「……………っはぁっ!!」 自分の体内で炸裂する衝撃に声もないキーシャに、セリスは追撃の手を緩めない。 彼は体を起こすと強引にメイド少女の体を回転させて、彼女を背後から抱きかかえられそのまま腰を動かす。 「は、反則ですよ。これは――」 「自分に有利な状況を作るのは兵法の基本でしょう」 この体勢ではキーシャはろくに反撃も出来ない。 セリスに抱きかかえられてされるがままに蹂躙されるしかないのだ。 しかし、例え別の姿勢であったとしても、すでにキーシャの手足からは力が抜けており余力がないのは明らかだ。 どちらにしろ結末は変わらなかったことだろう。 「はい、仕上げ♪」 言葉と共に腰が突き上げられ、キーシャの最も奥深いところにセリスの物がぶち当たる。 「っあぁあぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁああぁああっ!!」 絶叫と共に四肢が伸びきり、さらに数瞬後にキーシャの全身から力が抜けセリスの方に倒れ込む。 次の瞬間、セリスの物から吐き出された液体がキーシャの中を埋め尽くした。 「ふふふ、また僕の勝ちだね」 「ふぁう――」 達したばかりの粘膜を刺激され、呂律が回らないながらも悔しげに自分を見上げるキーシャに、セリスは勝利者の余裕を持って応対した。 「………………で、君は何をやっているのかな? メル」 突然向けられた言葉に、今まで友達から仲間外れにされた子供のような表情でセリス達を見ていたメルの体が震える。 彼女を見れば、その手が自らのスカートの中に潜り込んでおり、その下には小さな水溜まりが出来ていた。 「………………こ、これは――」 「…………続きは部屋でやるって言ってなかったっけ?」 慌てて手を背後に隠すメルだが、そんなことでセリスの追求を逃れられる訳がない。 「ねぇ、メル怒らないから正直に言いなよ。君は今何をしていたの?」 恐らく彼の主が聞いたら全力で後退るような猫撫で声を出すセリスに、メルは黙ったままだ。 「…………………」 いつまでも黙っているメルにセリスの方も無言でキーシャを押しのけて、ソファーから起き上がる。 「ねぇってば―――」 にこやかな笑顔でメルの眼前に立ったセリスは、そのブーツに包まれた足をスカートの中に滑り込ませた。 「あ、駄目っ―――」 慌ててスカートを押さえるメルであるが、そんなことでセリスの動きを阻害されない。 「黙ってないで答えてよ」 本当に無邪気な笑顔でセリスはブーツの靴底でメルの秘所を踏み付けた。 「っぁ、ああ!!」 すでに濡れそぼっていたそこは、愛撫とは到底言えない乱暴な扱いにも反応する。 「一体君は何をしてたのかな? スカートの中に手を入れて、此処をこんなに濡らして―――ねっ!!」 足に力を掛けて靴底の凹凸で一気に擦りあげると、メルの体は面白いように痙攣する。 「っ!!」 「何? ちゃんと言葉を喋ってくれないと僕には分からないんだけど―――それともずっとこうされていたいの?」 無邪気な笑みのまま、セリスは足に力を込める。 そして、口元を歪めてその小さな唇から一言の言葉を発した。 「変態」 「っ!?」 セリスの言葉を聞いた瞬間、メルの体がそれまでとは明らかに違う震えを起こした。 「本当、君ってイヤらしいよね。何、これだけ恥ずかしいことさせられているのに、此処をこんなにして―――一」 「ち、違う。そんな事―――ひぃぐぅうっ!!」 否定の言葉を放つ前にセリスの足に体重が掛かる。 「何が違うの? 普通こんな事されたら、怒るでしょう。それなのに何でそんな風に気持ちよさそうな顔してるの?」 蔑みを込めた視線を向けながらセリスの言葉は続く。 「いつも、最後にはあんなに乱れるくせに今更清純ぶっているつもり? て言うかこうやって虐めて欲しいから君って否定しているんだったよね。ああ、そうなら存分に虐めてあげるから安心しなよ」 セリスが足の動きを速くする。 ブーツの靴底が秘所の突起をすりあげ、爪先が膣口にめり込むたびにメルの口から艶の混じった喘ぎが漏れる。 「毎回あれだけ人をオカズに自慰をしたら駄目って言ってるのに―――今度は椅子なの? その前はソファーだったよね。どうせまた顔を擦り付けて臭いを嗅いでいたんでしょう。それで興奮して自分で弄って、本当に節操がないね」 「……ひぃ…あぁ…ぁぁっ」 セリスが蔑みの言葉を口にするたびに、彼女の秘所からは密が溢れ出し絨毯を汚す。 そのままセリスが続ければメルは達する事が出来たであろうが、彼は唐突に足を止めた。 そしてそのまま、スカートから足を引き抜く。 「……………」 「その物欲しそうな顔は何、そんなに足でされたのが良かった?」 大好物のおやつを取り上げられた幼女のような表情のメルに、セリスは意地の悪い笑みを浮かべる。 「でも駄目だよ。君だけ気持ちよくなるなんてね。自分の立場を分かっているでしょう」 楽しげに突きつけられたその言葉に、メルの腕がピクリと反応する。 二、三度迷ったように上げ下げされた腕だが、結局おずおずとセリスに伸ばされた。 「…………………」 セリスの顔を見ないように、セリスに顔を見られないように俯きながらも、その腕は少年のズボンに掛かった。 そこからはみ出たモノ手に取りゆっくりと口づける。 「う……みゅぅ……はぁあ」 口に含み、舌でしゃぶり、舌を這わせる。 初めはゆったりとしていた動きだったが、その動作は時間と供に早く激しくなっていく。 「…………………」 顔の造形が崩れることも構わず、啜り上げ吸い上げる少女をセリスは特に面白くもなさそうに見下ろしている。 その表情に気付いたのか、メルの奉仕が一層激しくなった。 「ふぁ……うちゅ……」 いったん口からモノを出すと、白髪を巻き付け再び口にくわえ直した。 虎の中で最も尊い証が唾液で汚されるが、メルはそのまま舌を動かす。 舐め上げ、圧迫し、包み込む。 くわえた物の感触を確かめながら、少しでも良くなるようにと動きを変化させる。 「…………まだ足りないね」 セリスの腕がメルの後頭部を鷲掴みにし、一気に押し込んだ。 「むぐぅっ!?」 咽奥を突かれ、吐きそうになるがセリスはそれを許さない。 まるで道具か何かを扱うように、前後に勢いよく動かす。 「舌を止めないでよ」 苦しげに呻くメルに構わずセリスは頭を揺らし続ける。 「うぁふ……っぃ……ちゅっっ………」 必死でセリスの要望に応えようと、メルは息苦しさに耐えて舌を動かす。 そうする事により口の中の物は、だんだんと大きく固くなっていく。 「もう良いよ」 セリスはそう言って掴んでいた頭を無造作に放り出す。 当然、そうなればメルの体も床に放り出される事になるが、そんな事を放り出した本人は気にしない。 「…………………」 起き上がったメルは、飼い主のお預けを解くのを待つ犬のような表情でセリスを見上げる。 そんな、彼女を一瞥するとセリスは優しい笑みを浮かべる。 「さて、もう一度しようか」 そしてその笑みが向けられるのは、メルではなくキーシャだ。 「ああ、君はもう部屋に行ってなよ。邪魔だから――」 突き放すその言葉にメルの顔が泣きそうに歪む。 「や、やぁ―――意地悪しないで―――」 「君はここでするのが嫌なんでしょう。だったら、部屋に戻れば―――」 「ち、違う」 「何が―――さっき君が言ったんだよ。ここでしたくないって、言った事には責任を持たないとね」 必死で食い下がるメルだが、セリスは野良犬でも追い払うかのように手を振る。 「違うのぉ、さっきのは違うの――――」 「ふ~ん」 嗚咽すら混じり始めたメルの声に何を感じたのか、セリスは近くのソファーに腰掛けた。 そして足を突き出し言う。 「舐めて綺麗にしてよ――――いつものようにね」 「こ、ここで?」 さすがに抵抗の声を上げるメルだが、その顔にあるのは怒りでも嫌悪でもなく羞恥のみだ。 しかし、セリスが無言で視線を向け続けると、ゆっくりと床に四つん這いになった。 本質はともかく、見た目はヒトの少年である物の足下に這い蹲る姿は、とても一国の王女とは思えない。 「………………ん」 セリスの履いている革製のブーツにメルは顔を寄せる。 すんすんと、まるで地面に落ちている餌を喰らう前の犬のように、その形の良い鼻を動かし始めた。 「…………なに、臭いをかいでいるの?」 上から降ってきた言葉にメルの体が傍目からも分かるように震える。 恐る恐る上を見上げた彼女が見たのは機嫌の悪そうな魔王の表情だった。 慌てて舌を伸ばしてブーツを舐め始める。 ついさっきまで自分の秘所を嬲っていた物に舌を這わせ、付いた愛液をすするメルの顔は、真っ赤に染まりながらも、どこか嬉しそうだった。 「靴はもう良いから、脱がして――――――もちろん口以外使っちゃいけないよ」 手を伸ばしてブーツの靴紐を解こうとしたメルにセリスが釘を刺す。 仕方なく、メルは顔を突き出し靴紐を銜えて解いていく。 紐を緩め終わると爪先を形の良い唇で銜え、引っ張れば、かすかな抵抗の後あっさりと靴は脱がされ黒い靴下が現れる。 そうしたら今度はセリスの足指ごとその先を飲み込み、歯と唇を使って麺類をすするように靴下を脱がしていく。 「うちゅう、うぐ、じゅう」 脱がし終わった靴下を脇に置き、本格的に足の指に舌を這わせ始める。 まず親指から始め、指の間にも丹念に舌をねじ込んでいくと、セリスが心地よさそうに喉を鳴らした。 「そうそう、その調子だよ」 「ふ、ちゅう、ちぅう、ふぁああっ!?」 「っ!?」 満足げにセリスがメルを見下ろしていると、突然彼女の歯が足の指に突き立てられた。 一瞬、身を固くするセリスだが、次の瞬間にはメルの背後に抗議の視線を向ける。 「賭は僕の勝ちだったはずだけど―――」 「ふふ、良いじゃありませんか、私だけ仲間はずれなんて酷いですよ」 メルの背後、そこにはいつの間にかキーシャが立っており、その手をメルのスカートの中に忍び込ませている。 心底不快なセリスの心証を知ってなお、彼女はその視線を物ともせずにそう微笑む。 「………………………」 セリスが視線をおろせば、メルが不安そうな視線で自分を見上げていた。 「………………まあいいや、好きにすればいいさ」 その言葉に足下に這いずっていたメルの顔が、主人にご褒美を貰えたペットのごとく輝いた。 そしてその喜びを表すかのようにセリスに対する奉仕にも熱が入るが、足の指をくわえるたびにキーシャの指がメルの体を滑り、奉仕の邪魔をする。 メル自身必死で集中しようとしているが、それでもセリスの足に何度も歯を立ててしまう。 彼女が泣きそうな顔で背後を振り返れば、キーシャはあらか様に顔を背けて知らんぷりをする。 「あっちを向いて―――」 「ふ、ふぁい」 いつまでたってもろくな奉仕が受けられない状況に苛立ったのか、セリスがそう指示するとメルが待ち侘びていたとばかりに体を方向を反転させる。 スカートを捲り上げられたそこは、何物にも隠されず無防備に紅潮した白肌をさらしていた。 そして、セリスはゆっくりとそこに指を這わす。 まるで年代物の骨董品を鑑定するかのように、先程までの荒々しい扱いとは違い、ゆっくりと丁寧に触れる。 しかし、メルはその扱いに満足していなかった。 高められた性感は少しの刺激では上り詰める事は出来ず、火で炙られるようなもどかしさを感じさせられるだけだ。 「はぁあ、やぁあ―――焦らさないで」 友達に意地悪された幼女のように今にも泣きそうな顔でセリスに懇願するが、彼の腕はその動きを全く変えない。 自分で慰めようにもメルの両腕はキーシャに押さえられている。 彼女に出来る事は、セリスの興味を引くために尻を振る事と、哀願の言葉を呟くだけだ。 「もう少し、言葉を考えてよ。いつもの君みたいにね」 「…………………………………」 いつもの自分、その言葉を聞いた途端、これ以上赤くなる事など不可能に思えたメルの顔の赤みがさらに増す。 「わ、私のイヤらしいあそこにセリスのを入れて――――」 「足りないね」 メルの懇願をセリスは即座に切り捨てる。 「いつもの君はもっと恥じ知らすだよ。恥ずかしい言葉を大声で叫びながら、自分で開いているじゃないか――――」 「ひゅぅっ!?」 膣内への入口を軽く爪で引っ掻かれメルの体がびくりと痙攣するが、それ以上の刺激をセリスは与えない。 さらなる刺激を求めるメルだが、そんな事に構わずセリスは入口の部分弄り続ける。 並の男ならばメルほどの美少女に哀願されれば、どんな無茶な望みでも叶えようとするであろうが、セリスは微動だにせず小さな刺激を与えるだけに留めているのだ。 メルが顔を向ければ、ペットの芸を評価する飼い主のような瞳で見つめ返してくるだけだった。 「わ、私のイヤらしい汁を垂れ流す。恥知らずのオ○ンコをセリスのぶっといち○ぽで栓をしてくださああああああっっ!!」 一国の姫としてはあり得ない卑猥な言葉を放つとほぼ同時に、何の予告もなしに膣内に突き入れられる。 突然の刺激にメルは為す術もなく絶頂を味わわされた。 しかし、セリスの動きは止まらない。 「ふぁぃ、ひ、ふぁあっ!?」 「誰が休んで良いと言ったの?」 そう言うと絶頂が終わり脱力しようとしたメルの体を無理矢理起こして続行する。 キーシャもメルが崩れ落ちないように支え、そのまま愛撫を開始した。 体を押さえつけられ、力を逃がす事が出来ずその衝撃は全て結合部で発散される上に、キーシャの手によってもたらされる乳房や脇腹への愛撫がカンフル剤のような役割を果たし、快感を倍加させる。 一突きするごとに出来損ないのブリキ人形のように跳ねるメルの体に構わずセリスは動き続ける。 「気持ちいい? そうだよね。メルは変態だから、こんなところで床に四つん這いにされて犯されると興奮するでしょう」 小動物を虐める子供のように、メルを嘲るその時だけはセリスの目に嗜虐という名の感情がこもっている。 「そ、そんな事ない」 快楽に惚けた顔で口の端から涎を垂らしながら、喘ぎ声の合間にそう呟いたところで誰も信用しないだろう。 そして力なく否定するメルに、セリスは一言――― 「止めるよ」 「あ、や、気持ちいいから止めないで」 セリスの一言であっさりメルは前言を撤回する。 それに応えるかのようにセリス達の愛撫も激しくなっていく。 「変態だね。本当に―――」 「め、メルは変態なの、虐められて恥ずかしい格好させられると興奮する変態なの」 二度目の言葉をメルは否定しない。 まるでこの快楽が終わってしまう事を恐れるかのように、絶叫に近い叫びを上げる。 そして、自身の言葉にさらに興奮していく。 「そう言えば絨毯が汚れているね。君の物で汚れたんだから綺麗にしてよ。君のその恥知らずな口で」 「するからぁ、するからぁ止めないで」 自らの愛液と尿で染みになった最高級絨毯に舌を這わせ齧り付き吸い付く。 そんな事をしたところで、唾液の染みが広がるだけで染み込んだ恥ずかしい液体が吸い取れる訳がないのだが、メルは必死で絨毯をすする。 その姿があまりにも滑稽で、セリスは心底可笑しそうに笑う。 「やっと素直になったね。じゃあ、ご褒美を上げよう」 「ひぃぐっぅうっ!!」 セリスの手が、背中と腹側に回り、本来なら排泄に使われる穴、すなわち尿道と肛門に突き入れられる。 前の方には小さな小指が強引にねじ込まれ、後ろの方には数本の指が進入してくる。 下腹部の穴を全て塞がれ、本来ならば違和感と苦痛に悶えるべきなのであろうが、メルが悶えているのは快楽のためだった。 快楽に飛ばされた意識の中で前と後ろからの新しい刺激を歓迎しもっと得ようと、貪欲に、イヤらしく自ら腰を動かす。 「メル様、私の方も気持ちよくしてくださいよ」 突然髪を掴まれ強制的に絨毯から顔を上げさせられば、そこにはスカートを捲り上げたキーシャが立っている。 「ほらここ、メル様の大好きな物が一杯詰まっているんですよ」 太股を開き、股間の秘裂を自らの指で開くと、先程セリスに注ぎ込まれた物が溢れだしてくる。 もはや何も言わず、何の躊躇いもなくメルはそこに口付けて溢れ出す物を啜り出す。 「んぁ、そうですよ。もっと強くしてください」 飢えた犬のようにがっつくメルの痴態に興奮した表情でキーシャは股間を押しつける。 次の瞬間、一際強くセリスの物が打ち込まれ、彼女の体内に彼女が口から摂取している物と同じ物が注入される。 「うちゅううぁあぁっっ!!」 一際大きく痙攣しメルの全身から力が抜けて床に倒れ込む。 そして水音、 緩んだ股間から尿が溢れ出し再び絨毯に染みが広がる。 絨毯に突っ伏し、口からキーシャから啜りだした物と唾液の混合物を垂らしながら、メルは気を失った。 メルが目を覚ましたのは自分の寝室だった。 屋敷一つが収まりそうな広大な広さの部屋の中心に、これもまた像が何匹も横になれそうな巨大なベットが置かれ、彼女はその上にいた。 魔法によって空を映し出す天井からは、月と星の光が降り注ぎ辺りを照らしている。 メルはすぐに辺りを見回し目当て人物を見つけ安堵の息を漏らした。 目当ての人物、シーツにくるまれ静かに寝息を立てているセリスにメルはそっと手を伸ばす。 穏やかな寝顔のまま、年相応のあどけない表情で眠っているセリスの髪にそっと触れる。 先程まで、自分をまるで玩具のように扱い犯した当の本人だと言うのに、メルが向ける表情はどこまでも優しい。 セリスは他者に無断で触れられる事を極端に嫌う。 例え今のように寝ていようとも、誰かがその髪の一筋にでも触れよう物ならば他人なら容赦なく殺し、例え彼女の主であろうともかなり手痛い報復を食らうだろう。 それ以前に他人の前で無防備に寝たりはしない。 そう言う意味ではメルが今無造作に髪を梳いているのは奇跡に近いのだろう。 しかし、ある意味それは当然なのかもしれない。 セリスにとって他人に触られるのは不快だが、人間ではなく物が偶然触れる分には構わないのだから――― そして人間以前の玩具ならば、自分のもっとも無防備な姿を見られてもそれは家具や置物に見られるだけであって気にする必要はないのだから――― メルにとってセリスは所有者だった。 セリスにとってメルは駒であり同時に玩具だった。 友でも仲間でも弟子でも部下でも無く、主どころか只の物としてしか見ていない。 セリスがこの国を影から動かすための大切な駒、そしてその一時の退屈を紛らわせるための玩具――― エリスや他の娘達と違い、誰でも代用が利くもっとも価値の低い駒。 それがセリスにとってメルの存在価値だった。 もうすでにメルの体はセリスの姿を見ただけで疼き、その臭いをかげばはしたなく下着を濡らし、中に注がれれば無条件で絶頂するまで仕込まれている。 例え本人が居なくとも毎日何度となく、切なくなる身体を慰める必要すらある程に―― そして今日のように求められれば、どこでもその身体を差し出させられる。 まるで子供が常にどこでもお気に入りの玩具で遊ぶようにそれは時と場所を選ばない。 それに応えるメルにしかしセリスに対する嫌悪や憎悪はない。 羞恥どころか痛みすら快楽の原料にするマゾヒストに調教されながら、彼女は玩具という立場を受け入れていた。 なぜなら彼女はセリスを守りたかったから―――― 常に飄々とし、全ての事に通じており、あらゆる物を持っているように見えるセリスは決して完全ではない。 それどころか薄皮一枚剥けばとても脆いのだ。 その弱さを知っている物がどれだけ居るかは知らないし、知ろうとは思わない。 肝心なのはセリスの気を紛らわせる事、その痛みを癒す事だった。 そのためには自分はどんな玩具にでも成り下がる覚悟がある。 たった一時、いや刹那でも目の前の少年の心を満たせるならば自分はどんな恥辱を受けようが構わない。 それが彼女の誓い。 自らの心を癒してくれた者達と同じく、彼女がこの世界で護りたい存在―――― 「う…あ……」 それまで安らかに寝息を立てていたセリスの顔が歪む。 悪夢にさいなまれる幼子そのままに、その小さな体が丸まっていく。 「…………姉様……」 眼前の魔王をさいなむ悪夢の根源をメルは知らない。 原因を知りたいとは思うが、聞こうとは思わない。 セリスが必要だと思えば話してくれる事だろう。 それを話さないという事は、彼がそれを望んでいないという事だ。 玩具として認められている事が嬉しく誇らしく、その傷を癒せずそこまで信頼されていない事が情けなく悲しかった。 ゆっくりとセリスに手を伸ばし背中をさする。 そのぐらいの事しか今のメルには出来ない。 手から伝わってくる感触にさえ、はしたなく興奮しまう体だが彼女はその衝動を無理矢理抑えつける。 玩具が遊ばれるのは持ち主が遊びたい時だけ、玩具の都合で持ち主を煩わせる訳にはいかないのだ。 (……………また、泣いている) ふと、気付けばセリスは涙を流していた。 見ている悪夢が余程怖いのか、顔をさらに歪ませその頬を水滴が伝う。 その涙をメルはただただ拭い続けた。
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/177.html
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/187.html
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/4017.html
(……!?) 間違いなく、この感覚は、現実のものだ。 今まで漠然と感じ、それとなく受け流していた時とは感覚の度合いが違う。 居もしない誰かが、そこにいる。 それをはっきりと感じとり、少し体がぐらついた。 「聡くん!?」 鈴木が倒れかけた俺を助けるために、走ってきてくれるけど、その時には俺はもう―― ――さ、行くぞ! 全てを、思い出していた。 あの日の出来事、あの時の言葉、あの頃の「誰か」―― 「……ごめん、鈴木。大丈夫だよ」 「そ、そう……?」 「ああ」 まだ不安そうな鈴木を鼓舞するために、思い出した自分を誇るために―― 「もう、大丈夫だ」 その後、家に着いた俺は、夕飯を食べ、風呂に入り、姉ちゃんと駄弁り(お茶会、まあまあ頑張って! って締めといた)自分の部屋で寝転がっていた。 さっき思い出したことは、そこまで大それたことじゃない。だから、家に帰ってからは、普段通りに過ごしてこれた。 けど、特別なことであることは間違いなくて―― ――プルルルル ケータイが、鳴った。なんとなく、誰からか分かった。 けど、一応確認。うん、やっぱり。 「はい、もしもし」 「……聡か?」 予想通りの、トーンが低い不安そうな声。けど、何度も何度も聞いてきた声。 「うん、そうだよ。って、俺のケータイにかけてきてるんだから、俺しかいないよ」 なんとなく、和ませようとそういうことを言ってみる。 電話の向こうで、軽い笑い声が漏れるものの、やっぱりどこかぎこちない。 「で、どうしたの、澪姉?」 何となく、わかっていた。このお茶会というイベントの前。そして、最近の出来事。 そして―― 「私は、聡の、なんなんだろう?」 「……それ、聞きようによっちゃ、凄く誤解を招く言い方だよ?」 半ば笑い、半ば呆れながら、そう返す。 俺がそう指摘すると、予想通りというべきか、澪姉が動揺する様子が分かった。 「ち、ちが、そういう意味じゃなくて――」 「だから、『聞きようによっちゃ』って言ったんだよ?」 ああ、電話の向こうで、きっと顔をめちゃくちゃ赤らめてるんだろうな。 だって、まだゴニョゴニョ言ってるし。 「あ、あの、つまりだな――」 ようやく少し調子を取り戻した澪姉は、そう気を取り直して、言う。 「私は、今まで何度も聡に頼ってきた。やっぱり、今回だって不安なんだ、でも――」 そこで、言葉を途切らせた。 大体、言いたいことはわかる。 今まで、澪姉はこういうイベントの前に、俺に電話をかけてくることが度々あった。 たとえば、1年生の頃の学園祭。初めて大舞台で歌わなければならないという状況になって、澪姉は本当に緊張していた。今思い出しても、痛々しいほどに。 結果的に、それは成功した(一つのハプニングを除いて、だけど)。 なんで姉ちゃんじゃなくて俺に、なのかというと、姉ちゃんと話す時とは、また違った視点からものを言ってくれるからとかなんとか。 とはいえ、理由はいらなかった。普段から、何かと一緒にいることが多い俺たちは、互いに助け合ってきたからだ。 普段から、年上として威厳ある振る舞いをしたいと思っているらしい澪姉からすると、俺に相談するというのは相当抵抗があるんじゃないか、と俺は思う。けど、心構えとかそういった何もかもを放り出させるほどの緊張感を覚えてしまうんだろう。人前に出るのが苦手という澪姉にしてみれば、特に。 「でもそれは、普段から私も聡も互いに助け合ってるからいいんじゃないか、っていう甘えから来てたと思うんだ」 そう、思ってたんだろう、今までは。 あのアルバムの一件が、あるまでは。 あの時、澪姉はなんとも気が晴れない表情をしていた。 姉ちゃんとは違い、物事を良い意味でも悪い意味でも深く考える澪姉は、今回は悪い方向に自分を追い込んでしまったんだろう。 自分は、友人の弟の、なんなのだ、と。 「……私ばっかり、聡に、甘えてる」 ポツポツと、言葉を区切りながら、自分に確認するようにして、澪姉は言う。 それはまるで、自分を責めているかのようにも聞こえる、どこか痛々しい響きを伴っていた。 俺は、もう少し聴いて、その上で澪姉の言葉に応えようと思っていた。 けど、もうそろそろ、我慢できない。 「あのさ、澪姉。ちょっといい?」 俺は、出来る限りの優しい声で、澪姉に訊く。 電話の向こうで、きっと悲しそうな表情をしてるであろう、澪姉を思い浮かべながら。 「まずさ、澪姉がいつも俺に甘えてるって言うけど……それは違うんじゃないかな」 「……え?」 その言葉に、キョトン、とする澪姉。 俺は、教師が生徒に教え諭すような、どこかゆったりとした口調を意識する。 「この前のこと、覚えてる?」 「この前、って……?」 「姉ちゃんが元気無かった時のこと」 「……ああ」 俺が重ねて説明すると、澪姉は納得した様子だ。 その様子に満足して、俺は一息に言う。 「あの時、澪姉は俺の相談に乗ってくれた。姉ちゃんがどうして落ち込んでいるのか、それに対して俺がどう接すればいいのか、いろんなことを教えてくれた。そんな澪姉に、俺は……甘えてたんだと思うよ?」 「で、でも!」 俺が息継ぎをする間もなく、澪姉が疑問の声を上げる。 「それは、当然のことだ! 私は、律の友達で……聡の……」 聡の、と言った後、黙り込んでしまう。 きっと、この次に言うべき言葉を、思いつけなかったんだろう。 でも、仕方のないことなんだろうと思う。それが分からないから、澪姉は俺に電話をしてきたわけで、それが分からないから―― 「……俺たちが初めてちゃんと話した時のこと、覚えてる?」 だから――俺は切り札を使う。 きっと、通り一遍の慰め文句は、今の澪姉には通じないだろう。 もしかしたら、余計に悩みを深める結果に終わりかねない。 だったら―― 「そ、それは……覚えて、ないな。だって、私には……あの写真がいつ撮られたのかすら」 「思い出したんだ」 澪姉の疑念を払拭するために、俺は心持ち、声を大きくする。 あの時のことをどう話せばいいか、頭の中で瞬時に思考。 そして、言葉に乗せる――。 「あの日は晴れてたからさ。つい――」 0.99…/ 燻ってたいた。 言いたいことも満足に言えないで、いつもいつも甘えてばかりの自分に。 誰かの背中に体を預けて、自分は何の主張もしないで、漫然と送るだけの毎日。 そんな、日常に――。 「……あれ?」 ふと、歩いてきた道を振り返る。 おかしい。自分が知ってる建物が一つもない。 再び、前を向く。 これまた変だ。自分はどこに向かおうとしてるのか、全く分からない。 「……どうしよ」 ボソッと口から漏れ出た言葉は、そのまま少年の本心だった。 少年は、まだまだ小さい。家には、少年よりもよっぽど活発で、誰とでもすぐ打ち解けられるような性格の姉がいる。そんな姉と比べたら、自分なんて――。 「……」 暗澹とした気分になりながら、少年はゆっくりと前に向かって歩いていく。 どうにでもなれ、そんな投げやりな思いもあった。 別に、誰からも、「お前は姉より、劣っている」なんて言葉を投げつけられたわけじゃない。 少年の母は優しく、父は大らかな人で。 姉は少年のことをとても可愛がってくれて――。 「……姉、ちゃん」 姉のことを思い浮かべ、ふと声に出してみる。 それにつれて、ようやく自分がどこに来たのかを知った。 少年の前には、木製のベンチ。 ここに来るまで、周りが見えてなかった。 けど、来てみると、誰かに導かれるまま来たような……。 「……」 無言で、ベンチに座り込み、体を預ける。 何とはなしに、園内を見渡してみるものの、やっぱり自分がどこにいるのかは全く分からない。 けど、何となく安心していた。まだ、明るいからだ。 少年は幼く、まだまだ臆病で、真っ暗闇では怖くて泣きべそをかいてしまい、姉にとびついてしまう。 けど、まだまだ明るいし―― ――おねえちゃーん、待ってー! ――あ、ごめーん! ――おねえちゃん、速いよー ――えへへ、ごめんごめん。そーだ、おわびにアイスを…… ――ホント!? ――うん、だって、おねえちゃんだもん! ――うわー、ありがとう! おねえちゃん、大好き! 「……」 少年がベンチから外を眺めていると、2人の少女が公園の脇を通り過ぎていくのが見える。 2人ともとても仲が良さそうだった。口ぶりからすると、おそらく姉妹だろう。 お互いに、笑顔で。とても、楽しそうで。 そんな2人の姿は、少年に、姉とその友達の姿を想起させた。 「うう……」 今の自分には、眩しくて届きそうもない、そんな雰囲気。 自然、そんな少年の口から、呻き声のような、言葉にならない気持ちが漏れる。 分かってる。こんな、コンプレックスを持っていたってなんにもならないことくらい。 もちろん、少年はまだまだ幼く、「コンプレックス」なんて言葉は知らない。 けれど、何となく姉に対して、「自分はああはなれない」と諦めにも似た気持ちを抱いていた。 だって、自分から動くことなんて、考えることすら恐ろしい。 だから、いつも受け身で生きていく。それで、いいんだ。 いいんだ―― ――カーンカーン 鐘の音が鳴り響く。 少年は、まだ時計の読み方を知らない。だから、母の、「この鐘が鳴ったら、帰りなさい」という言葉だけが頼りだった。 けれど、少年は動けない。帰りたくないし、帰れない。 気づくと、周りは徐々に暗くなっていく。 春の終わりのこの時期は、夏に比べたら陽が落ちるのがめっぽう早い。 辺りが暗くなっていくにつれ、少年の心にも暗雲が立ち込めていった。 「うええ……」 少年の呻き声が、次第に泣き声に近いものとなっていく。 取り返しがつかない――そんな気がした。 夕日が顔を出し、道も分からない。 自分には何にも分からない……。 「うえええええ」 次第に、嗚咽が大きなものとなっていく。 分からない。道も分からない。自分のこれからも分からない。 もう――なにも。 「見つけた!」 少年が頭を下げて泣きじゃくっていると、声が聞こえた。 聞き覚えのある、凛とした声。 顔を上げると、そこにいたのは―― 「良かったー。ほら、帰ろう!」 その人は、快活に少年に声をかける。 けれど、少年は困惑しきっていた。 なんで、この人がここに? そして、なんで自分に話しかける? きっと、怯えてもいたんだろう。次に、少年が口にした言葉は―― 「ど、どうして?」 自分にとっても、多分相手にとっても、難しいものだった。 何が「どうして?」なのか。 どうして、この人は自分の居場所が分かったのか? どうして、この人が自分を迎えに来てくれたのか? きっと、言葉に出来ないけれど、そういうことだった。 その人は、少年の言葉を別段意に介した風もなく、にっこりと笑いながら 「さ、行くぞ!」 何の躊躇いも、衒いもなく、少年に手を差し伸べた。 「みんな、心配したんだぞ」 帰り道、心配半分、からかい半分といった声音で、その人は言った。 少年はとぼとぼと、その人はてくてくと、対照的な足取りで家路を進む。 無言の少年を気遣うように、少女はたくさん話しかけてきた。 少年のこと、少年の姉のこと、そして自分のこと……。 「きみのお姉ちゃんは、凄い人だよ」 色々な話をした後、その人はどこか誇らしげに、少年の姉について話し出した。 「私、ちょっと前に、みんなの前で発表することがあったんだ。その時、すっごく緊張して……そんなとき、きみのお姉ちゃんが――」 少年がきょとんとする中、その人は面白そうに、懐かしむように話す。 自分の練習に親身になってくれたこと、どうすれば緊張しないようになるかアドバイスをしてくれたこと……。 「だから、私はきみのお姉ちゃんが好きだ。そして――」 そこで、少年の目をじっと見つめ―― 「きみのことも、大事に思ってる」 それは、とても愛おしそうな表情だった。 少年は、その表情を見ながら、とくんと胸が脈打つのを感じた。 「あ、そろそろ見えてきたぞ」 その後、歩いていると、その人はそう言った。 少年が顔を上げると、なるほど、もうそこは見慣れた風景だ。 自分の家までは、もうそんなに無いだろう。 歩いていく中で、家の前に、自分の姉と母親がいるのが見える。 「ああ、良かった……」 母親は、静かに少年を抱きしめた。 少年が家に着くや否や、彼女はすぐさまその前に来たのだ。 そんな2人を、笑いながら見守る、姉とその友人。 「ありがとな。本当に、助かったよ」 「いやいや。無事で、良かった……」 少年の姉がお礼を言うと、友人は照れくさそうに笑みを深くした。 そんな姉の友人を、少年は抱きしめられながら見る。 以前とは全く違った感情を、今、自分は抱いている。 「一応、カメラ持って行ったんだけど、使うことが無かったな」 その人は、ポケットからカメラを出して、苦笑する。 カメラといっても、インスタントのものだ。 小学生なりに、もしもの時のことを考えていたのである。 「もしもって言っても、どういう時に使うんだよ?」 「いや……もし、行方不明になってたりした時、証拠を撮るために」 「……ドラマの見すぎだ!」 お互い、笑いながら、ボケと突っ込みをしている。 といっても、姉の突っ込みに対し、その人は本気でボケてはいなさそうだけど。 「……あ、そうだ!」 名案を思いついたとばかりに、姉が言う。 その時にはもう、少年は母親の腕の中から出てきていた。 「せっかくカメラがあるんだし、記念撮影しようぜ!」 名案とは、つまり撮影のことらしい。 何が、「記念」なのかはよく分からない。けど、何となく「めでたい」んだろう。 「そうだな、そうしようか」 その人も、どこか乗り気だった。 母親も、どこか楽しそうにそれを眺めている。 「じゃあ、3人で撮ろうか! 母さん、よろしく――って、あれ?」 姉が母親に頼もうとして、きょとんとする。 というのも、さっきまで母親の近くにいた弟がその姿を消していたからだ。 どこに行ったのか、またどこかへ行ってしまったのか。 ちょっと、焦燥に駆られた。一体、どこに―― 「――が、いい」 しかし、その心配は杞憂に終わった。なぜなら、近くから、弟の声が聞こえてきたからだ。 けれど、なんて言ったのかは分からない。また、正確にはどこにいるのか、分からない。 弟の方へ顔を向けると―― そこには、意外な光景があった。 「あの」弟が、姉の友人に、自分から近寄っている。 仲良くしたいと思いながら、自分から近づくことはできなかったはずの、弟が。 友人も、母親もどこか驚いた様子を隠せていない。 そんな友人の近くで、弟は―― 「澪姉ちゃんと一緒が、いい」 自分の気持ちを、はっきりと伝えた。 その人は、聡と目線をしっかりと合わせる。 そして、満面の笑顔で、少年と向き合って―― 「いいよ、2人で一緒に撮ろう、聡くん」 1/ 「――わ、私がそんなことを?」 話し終えると、澪姉は分かりやすいほどに動揺していた。 疑問に思っているらしいけど、全部本当のことだ。 1度思い出した記憶は、意外と当たっているものだし。 それも、自分が温かくなった思い出なら、特に。 「うん、ホントだよ。澪姉」 「で、でも! 私が聡に、そんな――」 その後、ゴニョゴニョと口ごもる。 多分、自分がそんなに積極的に、話しかけたのだろうか、という疑問だと思う。 けど、俺には、何となく分かっていた。 「きっと、澪姉は、責任みたいなものがあったんじゃないかな? 昔から、責任感、なんだかんだで強かったでしょ? だから、きっと――」 自分の友人の弟を、守ってあげないと、と。 そう、思ってくれたんじゃないか。 だとしたら―― 「今の俺がいるのは、澪姉のおかげなんだよ」 だとしたら、なんて嬉しいだろう。 あの日から、俺は多分ちょっとずつ、けれど確実に変わっていった。 姉ちゃんを見習って、自分から動いていこう、と思うようになっていったのだ。 その後押しをしてくれたのは、やっぱり、今電話の向こうで話を聴いてくれてる人で。 俺は、その人への感謝を、ありったけ込めて、言葉に乗せる。 「ありがとう、澪姉ちゃん」 「は、ははは」 俺が言うと、澪姉は笑いだした。 それも、自嘲めいたものじゃない。ちゃんとした、快活な笑い声だった。 その声は、しばらくの間、途切れることは無かった。 俺は、それを心地よく聴く。 「……審査」 「えっ?」 笑い声が途切れると、澪姉が何か言った。俺はわからず、訊き返す。 「ほら、律の料理審査。私も参加して、いいかな?」 「俺はいいんだけど、いいの? 家族みんないると思うけど……」 「いいんだ」 澪姉は、とても楽しそうに―― 「聡と律と、一緒にいたいんだ」 ここから、後日談。 お茶会は成功を収めたらしく、姉ちゃんも澪姉も上機嫌が続いている。 俺はというと、そんな毎日を楽しんで過ごしている。 あの日のことを思い出してからというもの、澪姉や姉ちゃんと一緒にいられる時間が楽しくて仕方が無いのだ。 毎日の登校が楽しくて、時々うちに来る澪姉と話すのが面白くて―― 「……聡ー! 澪ちゃんが来てくれたわよー!」 俺が2階で漫画を読んでいると、下から母さんが呼んでくれた。 「はーい!」と返事をして、漫画を片づけ、部屋のドアを開ける。 今日は、姉ちゃんの料理審査日。お小遣いがかかっているということもあってか、姉ちゃんは真剣だった。 俺は、姉ちゃんにアドバイスだけはしてあげた。後は、姉ちゃんに任せた。 というのも、自分自身の力で、俺たちをあっと言わせてほしいから。 そんな姉ちゃんで、あってほしいから。 俺は、ドアを開け、階段を降りながら、考える。 最初は「0」から始まった俺たち。 けど、それは一つ一つの積み重ねで、「1」になった。 自分の力もあったはず、なんだろうけど―― 「よっ、聡!」 「おっす、澪姉!」 きっと、それは、姉ちゃんとこの人のおかげ。 目の前にいるかけがえのないもう1人の姉を、俺は満面の笑顔で出迎えた。 第5話「思い出!」おしまい―― …………… ……… … ?/ 「……」 何とはなしに引っ張り出してきた、アルバム。 それを眺めながら、どこか物悲しい思いを抱いていた。 写真の中の私は、うん、ちゃんと笑っている。 このときも、このときも……つい、最近も。 対して―― 「……」 なんで、こんな表情なのか。 昔は、こうじゃなかったはずだ。見直してみても、笑顔の写真が目に入ってくるのに。 このときだって、このときだって……けど、最近は? 「どうして……?」 自然、口から漏れ出る言葉。悲しいというより、どこか寂しい響き。 いったい、どうして―― ――ガチャッ! ドアが開く音が、聞こえた。 マンション住まいだと、聞きたくない音まで聞こえてしまう。 今、私は、アルバムを見なおして、過去に浸りたかった。 けど、それは逃げなのか――? ただいま。おかえり、部活お疲れ様。うん、ありがとう。ご飯、どうする?後で、食べる。そう、分かった。 耳を、言葉が素通りしていく。自分の部屋は、玄関から近い方にある。 今日も私は、「何か」を求める。けれど、それは、足早に進んで消えていく足音に掻き消された。 「……はあ」 いつものことだ。もう、慣れきっている。 あっちからこっちに向けて、何か求めてくれたことは、最近一度でもあっただろうか? けど、いつまでも沈んでいるわけにはいかない。私は、いつも通り立ち上がり、部屋を出て―― 「おかえり、お姉ちゃん!」 声をかける。ちなみに、部屋に入ってしまう前、というタイミングが重要だ。 「……ただいま」 一拍置いて、私の方に顔を向けて、挨拶を返す。 いつも通りの、無機質な声。決して冷たいわけじゃないけど、温かくもない声。 それに構わず、私は話す。 「あのさ、今日、宿題出されたんだけど、ちょっと分かんないところがあって! できれば、お姉ちゃんに教えてもらいたいかなー、なんて――」 「ごめん、さくら」 私が話し終えるタイミングを見計らって、お姉ちゃんが掻き消すように言う。 これまた、決して荒ぶった声じゃない。けれど、優しいというわけでもない。 淡々と、無表情に、言葉を続ける。 「今日、私、やらなきゃいけないことがあって。最近、部活が忙しいから、ちょっと……」 「あ、そうなんだ……うん、分かった! お姉ちゃん、ガンバ!」 私は、内心の落胆を悟られないように、自分を奮い立たせるように、声を出す。 そして、自分の部屋へと引っ込んだ。 「……今日も駄目だったかあ」 ボスン、とベッドにダイブする。 分かっていた。なんとなく予感めいたものがあった。 「今日も駄目だろうなあ」と。 けれど、縋りたかった。あるのかないのか分からない可能性に、賭けたかった。 「……田井中くん、かあ」 自分の口からなんとなく出た、1人のクラスメイトの名前。 ここ最近、学校外で彼を何度か見かけた。 一回は、商店街で。彼は、黒髪の美人さんと一緒に、買い物に来ているようだった。 私は、彼の近くを通って、軽くからかってやろうと思った。けれど―― ―― 一応、姉ちゃんだし。 この言葉を聞いて、とても悲しくなってしまったのだ。 私は、かけようとした言葉を飲み込んで、彼のそばを足早に通り過ぎた。 また一回は、街中で。 彼は、友達の、同時に私のクラスメイトの鈴木くんと一緒に歩いていた。 私は、今度は二人一緒にからかってやろうと、声をかけようとした。 けれど、その時の話題は、またしてもお姉さんのものだった。 いたたまれなくなって、これまた足早にその場から逃げた。 「……何してんだろう、私」 ゴロン、と寝がえりを打つ。 自分は、こんなにも脆くなっていたのか。 私だって、昔は――少なくとも、心の底から笑顔でいられたあの頃は―― 名字で呼ばれたくない理由が、一つだけある。 私は、私だ。もう、誰かに寄りすがって生きていたいとは思ってなくて―― 独り立ちしたい、という子供っぽい欲があるからだ。 もう大丈夫だ。お姉ちゃんに頼らなくたって、生きていける。だから、もう―― 寝転んでいると、机上の写真立ての中にある写真が見えた。 ぼんやりと見て、じんわりと胸に沁みる。 2人とも、掛け値なしの笑顔をしていて、私は―― 「さくらー、お風呂入りなさーい!」 お母さんが私を呼ぶ声がする。 私は、少し出そうになった涙を振り切って、「はーい!」と大きな声で返事をする。 ベッドから起きて、部屋を出る。 頭の中で、写真の下にある文字を読みながら、ドアを開ける―― いちご(小5)進級、さくら入学記念 「もう一つの思い出」おしまい―― 戻る
https://w.atwiki.jp/death-march/pages/296.html
人族や亜人でありながら所有物とされる者を言う。名誉、権利・自由を認められず、他人の所有物として取り扱われる。この世界では、一般奴隷、犯罪奴隷、戦争奴隷、知識奴隷、下級奴隷などに分かれている。 一般奴隷 奉仕年月が決まっている奴隷。 都市で滞在期限が切れたことが発覚した者も、一般奴隷に落とされる 一般奴隷、下級奴隷は主人が許可した場合解放することが可能。犯罪奴隷や戦争奴隷は国家か上級貴族のみが解放可能。 女性の犯罪奴隷は、炭鉱で朝から晩まで鉱山奴隷の相手をさせられる場合もある(*1) 迷宮で主人を失った奴隷は、その主人を殺して奪ったのでない限り、迷宮での取得物と同じく拾った人間のものになる(*2) シガ王国では「奴隷の持ち物は主人の物」という考え方が一般的(*3) 主人の許可無く所持品を他者に与えるのは、奴隷としての禁止事項に当たる(*4) 亜人奴隷の食事は、日に1度与えられれば良い方。かつてリザ達は空腹を紛らわす為に公園の木の実や草花、それこそ食べられるものならなんでも口に入れていた。 主人のいない奴隷は街に入れない(*5) セーリュー市では、奴隷が武器を携帯する事が禁止されている。但し「主人の財産を預かっている」という建前で携帯することは可能(*6) 隷属の首輪 主人の命令に逆らうと締まる仕組みになっている首輪。逆らい続けると死んでしまう。普通は反抗的な奴隷や犯罪奴隷にしか付けない(*7)。 奴隷・平民・貴族と種族の関係 亜人の奴隷 < 人族の奴隷 < 亜人 < 貴族の奴隷 ≦ 平民 < 貴族(*8) 価格 セーリュー市における亜人奴隷3人 … 銀貨6枚 (相場スキルによる)(*9) カイノナの街における鼠人族1人 … 銀貨3枚 (相場スキルによる)(*10) アリサとルル … 合わせて金貨1枚 (取引価格)(*11) 紋章学と命名スキルを持つ氷のような透き通った美少女と生活魔法レベル2の少女 … 合わせて金貨48枚 (相場スキルによる)(*12) 用語
https://w.atwiki.jp/regsw/pages/5.html
こんにちは。貧乏底辺アニメーターのアニメ太郎です。 アニメーターの将来性について今回語りたいと思います。 アニメーターの場合単なる作業労働のため、中々出世できない事が多いです。 大体が下請け会社でアニメ制作をしているため、監督を目指してたいと思っても、 そもそも入り口を間違っているためそこにたどり着くことは不可能に近いでしょう。 いくら下請けで出世しても元請けにはなれません。 監督になりたいならしかるべきルートに入ることが重要です。 ピラミッドを作る奴隷作業員はいくら頑張っても将軍にはなれません。 それとおんなじ事です。そして給料も中々上がりません。 来る日も来る日も下絵をなぞって色塗りをするのですが、肩こりや腰痛は悪化しても 収入は増えないし、地位も向上することはありません。 これは賽の河原に石を積んでいる虚しさを覚えて辞めていく人があとを立たないのも 無理はありません。このような多くの犠牲から日本が世界に誇るクオリティを誇る アニメが生み出されているのです。そのことをしっかり認識してアニメーターとして 頑張りましょう。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1399.html
795 :1レス小ネタ『病んでる姉』 [sage] :2009/11/12(木) 01 26 47 ID bmwzbhth 1 人生最大の決断は、僅か十五歳にして訪れた。 空には綺麗な星と月。そして目の前には、既に幻想の域にまで達した女性が一人。 「ほらっ、どうするんだ弟?」 蛍光灯も消えてる薄暗い場所。明かりは窓から差し込む差せ明かりのみ。 自宅の二階、ボクの部屋で、ボクの姉が、ボクを見下ろす。 キャスター付きの椅子に座って足を組み、その前でボクは正座するだけ。 「奴隷なんて……イヤに決まってるよ」 黒く、黒く、闇の中でさえ一層に栄える黒。長い髪は黒く、切れ長の瞳は黒く、制服も、穿いてるタイツも、下着も、心も、全てを黒で統一してる。 ボクの姉は、羽衣 狐子(はごろも きつねこ)は、そんな黒で男を恐れさせ、魅了して行く。たった一人……弟のボクを除いて。 「な、なっ、なんでだっ!? 奴隷になれば、毎日ご飯を作って食べさせてやるぞ? 掃除も洗濯もしてやるし、ち……チューだって、いっぱいしてやるんだぞっ?」 ボクだけはこんな姉に頭を痛め、普通の姉になってくれと土下座までして頼み込む。 発端は十分前、二人きりの夕食の時、頬を赤く染めた姉から貰った物。 『 奴隷契約書 わたし、羽衣狐子は 奴隷として弟に尽くす事を誓い 弟は見返りとして、姉だけを愛する事を誓います ※一生涯有効 』 紙にはそれに加え、姉の名前と拇印が押してあり、後はボクが足しておしまい。だけどさ…… 「だからボク、奴隷なんていらないってば」 「イヤだイヤだっ!! 弟の奴隷になるんだもんっ!!」 結婚できないから、ボクの奴隷になるらしい。あぁ、ほんと……頭が痛い。